テクニック#5「情報と映像を遮断する」

節電に執着心を見せる森川家。いよいよ、テレビ、ラジオ、パソコン、スマートフォン(携帯電話)など情報と映像を提供する機器を一切使わない生活へとステージを進めた。テレビを見ないのでレコーダーも使わないし、パソコンを使わないからインターネット回線もWi-Fiルーターなども不要になり、885円が節約できた。
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■885円の節約!

就寝時にブレーカーを落とせば、待機時消費電力をカットできる(写真と本文は関係ありません)

テクニック#6「寝るときにブレーカーを落とす」

電源をこまめに切るのは節電の大切な心掛けだが、いちいち各家電の電源を切るのは面倒だし、消し忘れも完全には防げない。そこで一計を案じた森川家。家族の就寝時にブレーカーを落として待機時消費電力まで根こそぎ節電。さらに364円の電気代節約に成功した。後先考えない節電対策は実に楽しいが、ブレーカーは開閉の限界回数があまり多くない。日常的にオン・オフしているとブレーカーの買い替え寿命が早まるので気を付けたい。また、冷蔵庫は夜間に「ただの箱」と化すため、常温で保存できない食材は、その日のうちに使い切るライフスタイルの変革が必要だ。さらに固定電話機やファクシミリ、インターフォンなど、待ち受け型の家電も夜間に意味を成さなくなる。このほか、火災報知機も作動しなくなる。賢明な読者は軽々しく真似しないように。
■364円 → 0円
■364円の節約!

掃除はホウキとチリトリで。電気代は1円もかからない!(写真と本文は関係ありません)

テクニック#7「家電を卒業する」

我が家の電気代は他家に比べて高いのではないか…。そんな疑問を持つ家庭も多いのでは。一般的な4人世帯における月額の電気代は、夏季が10,000~12,000円前後、冬季が12,000~15,000円前後。日中に在宅者のいる家庭ほど、電気代が高くなる傾向にある。これを知った森川家、一切の家電製品をお払い箱にすれば、月々の家計が10,000円以上浮くと気が付いた。暑い日中は全員外出。掃除はホウキとチリトリ、洗濯は洗濯板とタライ、冷蔵庫の代わりに氷室を設け、ドアホンは呼び鈴に替え、時計は日時計と腹時計、火災報知機の代わりにカナリアを飼って、防犯装置も鳴子に替える徹底ぶりだ。ノー電力ライフに切り替えた森川家は、8月の電気代である11,780円の全額を節電。変わり者一家として地域で名を知られるようになるのだった。
■11,780円 → 0円
■11,780円の節約!