レイコップ「レイコップRP RP-100」
「レイコップRP RP-100」は、布団クリーナーの元祖であるレイコップのプレミアムモデル。約70℃に温められた空気を吹き出す「ドライエアブロー」で湿気を飛ばして、布団をフカフカにする機能と、UV照射による除菌機能を持つ。4つの「たたきパッド」によって布団を叩いて、ハウスダストを浮かび上がらせ吸引する。吸込仕事率はやや低いものの、掃除のたびダストボックスのフィルターに微細なハウスダストが付着しているのが見られ、性能は確かだと感じる。排気口にはHEPAフィルターを採用しており、ニオイや微細なゴミが漏れ出ているというのも感じない。
ただし、重量は3.4kgと重いうえ、ハンドルのグリップ位置が低いため、床敷きの布団での使用では大変かもしれない。特に高齢者にとってはなかなか負担が大きいだろう。とはいえ、実際に稼動する時間は5分ほどなので、重量は厭わないが確かな性能を求める人に向いている。
シャープ「Cornet EC-HX100」
シャープの「Cornet EC-HX100」は三角錐の形状が特徴で、ネーミングの由来にもなっている。フランス語で円錐や角笛を指す「cornet」と、布団が清潔になって「コロっと寝られる」という2つの意味を込めて付けられた。
メインモーターの素材にアルミ合金を採用するなどの軽量化が図られており、2.4kgという軽さを実現。グリップ位置を自由に変えられる「ラウンドハンドル」を採用しており、床敷きの布団やベッドなど掃除する場所の高さや姿勢に合わせて、持つ位置を調節できるのも特徴だ。
本体内部のモーターなどで発生する熱を利用し、ヒーターレスで約40℃の温風を発生。それを布団に吹き付けて、高温を嫌うダニを繊維から引きはがして吸引する。加えて、1分間に最大約6,000回振動するゴムブレードでハウスダストを叩き出して吸引する「たたきパワーブラシ」を吸込口に、HEPAフィルターを排気口に採用。布団クリーナーとしての基本性能、重量などの使い勝手、排気に対する配慮など、総合的なバランスが取れた製品だ。
布団叩き機能を兼ねたゴムブレードのブラシを採用。キャニスタータイプ並みの吸引力でグイグイ吸い込むと同時に、後方の吹き出し口からダニが嫌がる温風を吹き出す |
ダストカップはサイクロン方式を採用。吸い込んだゴミは、大きなものと微粒子で遠心分離。微細なハウスダストを外に逃さないよう、排気口にはHEPAフィルターを装備している |
パナソニック「MC-DF100C」
パナソニックの「MC-DF100C」は、棚や机の上などの掃除ができる「小型ノズル」と、サッシやソファなどの掃除ができる「すき間ノズル」も付属し、通常のハンディ掃除機としても併用可能なタイプ。布団クリーナー用のヘッドには、布団の吸着を抑える「W回転ローラー」を採用して操作性も向上させた。W回転ローラーで布団を叩きながら、「かき出しブラシ」で繊維にからんだダニなどをキャッチする。
約70μmの微細なダニやゴミを検知する「赤外線センサー」を搭載。ゴミがパイプ内部を通過するとランプが光って知らせてくれるので取り残しを防げる。ヘッド幅が約25cmと長いので、一度に掃除できる範囲が広いのも利点だ。ハンディ型だが、コードレスではないため、バッテリー寿命に左右されずに長く使えてパワーも維持できる。本体重量は約1.9kg。布団専用としてだけでなく通常のハンディ掃除機としても併用したい人にオススメだ。バッテリー駆動ではないため、長時間使い続けたい人にも向いている。