今年でPC事業30周年を迎える東芝。同社の「dynabook」シリーズ2015年夏モデルは、同社らしく、各モデルとも新技術や独自機能を搭載して性能や使い勝手を改善し、製品としての完成度を高めていることがポイントと言えるだろう。
夏モデルの中で、一体型デスクトップPC「dynabook D」シリーズはAV機能を重視した個人向けの液晶一体型デスクトップPCだが、その最上位機種「dynabook D81/SB」は、クアッドコアCPUや3波対応W録チューナー、オンキヨー製ステレオスピーカーなど、エンタメPCとしての性能を徹底的に追及した製品になっている。
外観デザインやCPUなどのPC性能は従来から大きな変更はないが、AV性能をより一層充実させているのが特長だ。とくにオーディオ関連機能に力が入っており、今回から新しくハイレゾ対応プレイヤーを搭載して本体のみでハイレゾ音源を楽しめるようになっている。またテレビ視聴ソフトとして「StationTV X for TOSHIBA」を採用し、一部のテレビ番組で対応が始まっているハイブリッドキャストも閲覧できるようになった。
今回はこの、AV機能を一層充実させた液晶一体型デスクトップPCのフラグシップモデル「dynabook D81/SB」を試すことができたので、その特長と実力を紹介していこう。
■主な仕様 [製品名] dynabook D81/SB [CPU] Intel Core i7-4710MQ(2.50GHz) [メモリ] 8GB [ストレージ] 約3TB SATA HDD [光学ドライブ] BDXL対応ブルーレイディスクドライブ [グラフィックス] Intel HD Graphics 4600(CPU内蔵) [ディスプレイ] 21.5型ワイドIPS液晶(1,920×1,080ドット、タッチ対応) [テレビ機能] 地上・BS・110度CSダブルチューナー+視聴専用チューナー [OS] Windows 8.1 Update 64bit [店頭価格] 237,380円前後