ドコモを選んだ理由は?

説明会の最後に質疑応答および囲み取材の時間がもうけられ、メイ氏、タカラトミーのニュートイ企画部部長である木村貴幸氏、ドコモのサービスイノベーション部部長である大野友義氏が記者団の質問に回答した。

パートナー企業にドコモを選んだ理由について、メイ氏は「しゃべってコンシェルは約3,000万人の利用者がいる。豊富な経験があり、どういう質問ならどう返事をするといったノウハウに優れているため」と説明した。木村氏によれば、共同開発の話が出たのは約2年前。タカラトミーからドコモに打診があり、昨年8月からOHaNASの計画がスタートしたという。

囲み取材で記者団の説明に回答する、(左から)大野友義氏、メイ氏、木村貴幸氏

OHaNASが搭載する通信モジュールはBluetoothのみ。SIMカードスロットは非搭載で、Wi-Fiにも対応していない。この理由について、木村氏は「低価格を実現するため」と回答した。両親が外出中でスマホがなくなると子供たちが家で遊べなくなるのでは、という質問には「家族で使用しているタブレットや、機種変更により使わなくなった古いスマートフォンを利用することで解決できる」と答えた。

壇上で握手を交わす、加藤氏(写真左)とメイ氏(写真右)