クラウドに保存した写真を検索で探せるという強み

クラウドストレージにおいて、写真を自動でアップロードして保存する機能自体は、目新しいものではない。しかし、「Googleフォト」が一歩進んでいる点は、写真に写っているものを自動的に判別して同じ場所やカテゴリーの写真をひとまとめにしてくれる、そして検索できるところだ。

ルーペマークのボタンをタップすると検索画面へ。すでに場所や被写体で写真がフォルダ分けされている

画面右下にある検索ボタンをタップすると、「Shibuya」「食品」「ネコ」などといった具合に「Googleフォト」側で撮影場所や写真内容を分類してまとめたフォルダと検索フォームが表示される。フォルダは秋葉原が「Minato(港区)」にカテゴライズされていたり、赤ちゃんや小型犬の写真が「ネコ」に入っていたりなど微妙にまちがいがあるものの、ざっくりと探す分には使えそうだ。

「ネコ」のフォルダにネコじゃない写真が。このあたりの精度の向上は今後期待したいところ

また、予想以上に役立ちそうなのが検索フォーム。探したい写真のキーワードを入力すれば、保存してある写真の中からキーワードに見合った写真が一覧表示される。このあたりはさすがGoogleのアプリだ。撮りためた中からいつも目当ての写真を探すのに苦労する場合、この機能の利用だけでも導入する価値はあるだろう。

検索フォームにワードを入力するとそれらしき写真が一覧表示される