今年は「M」の年
まず、次期Androidについては確定といっていいだろう。呼称は昨年の表現に合わせて「Android M Release」となる。というのも、実はGoogle I/Oのウェブサイトで、あるセッションの説明文に、一時期「Android M」という単語が掲載されてしまっていたのだ(現在は削除済み)。
もっとも、Androidの製品名がアルファベット順にお菓子の名前が付けられてきたのは秘密でもなんでもないため、5.0(Lollipop)の次が「M」になるのは誰でも分かる話だったのだが……。製品化されればまた「M」ではじまるお菓子の名前が付くのだろう(ちなみに、現時点での最有力候補は「Muffin」だ)。バージョンが5.2になるのか、6.0になるのかは不明だ。
Android Mは間違いなくスマートフォン/タブレット用のOSになるだろうが、それだけとは限らない。IoTやウェアラブルなど、さまざまな機器への搭載を考えているのではないだろうか。というのも、別のセッションの説明文の中に「Voice Access」という音声による操作体系が言及されており、ディスプレイやキーボードといったユーザーインターフェースがない機器でもAndroidが動作することになるためだ。どのような分野までAndroidが浸透していくのかにも注目しておきたい。