汚れ落ちにちがいは出るか? 実験してみた
ここからは、実際にどのくらい汚れが落ちるのかを検証する。実験には、クレンジング残りがわかりやすいよう、2個のオレンジを使用してみた。オレンジの表面には適度に凹凸があり、いかにもメイクが隙間に入り込みそうな形状だ。
まずは、オレンジに筆者が実際に使用している日焼け止めを塗った。日焼け止めはSPF50でPA++++と強力なもの。購入時は「クレンジングで落ちる」と言われたのだが、実際にはどうだろうか…… |
さらに、日焼け止めの上からファンデーションとアイライン、口紅も塗った。見た目が少々不気味だが実験のために我慢してほしい |
さて、ここからは一般的な夜のお手入れと同様、オレンジに「クレンジング→洗顔」をしてみよう。
左のオレンジはEH-SC50で温感メイクオフ、右のオレンジは手でクレンジングしたもの。どちらもクレンジングジェルをなじませたあと、水で軽く洗ってみた。結果、両方とも化粧残りはあるが、明らかに手洗いの方がアイラインと口紅の残り方が多い |
一般的な夜の洗顔と同じように、クレンジングを終えたオレンジを、手で泡立てた洗顔料でさらに洗浄。自分の肌ではないのでゴシゴシ手でこするように洗った。手で作った泡はトロミがあるものの、手で持つと数秒で下にポタポタと落ちてしまう |
クレンジング後の洗顔として、今度はEH-SC50で洗浄。同じ量の洗顔料を使用したにもかかわらず、かなり泡の量が多い。泡はツノが立つほど固く、少々手を振っても床に落ちないほどしっかりとしていて、キメが細かい |
明らかな差が生まれた洗い上がり
左はEH-SC50でクレンジング+泡洗浄したオレンジ。右は手でクレンジング+手で洗顔(洗オレンジ?)したもの。パッと見では、どちらもキレイになったように見える。手洗いした方には少々アイライナーの跡が残っているが…… |
それぞれを拡大してみよう。左はEH-SC50でクレンジング、泡洗浄したオレンジ。表面を拡大しても、ほとんど汚れらしいものは見当たらない。力を入れていないのに、ここまでスッキリと汚れが落ちているのは驚きだ。一方の右は手洗いしたオレンジ。凸凹とした表面の奥に、アイラインだけでなく、日焼け止めの白いクリームも残っているのが見える |
最初は、「少しくらいはちがいが出るかな?」と思っていたのだが、予想以上に洗い上がりが異なっていて驚いた。これだけの洗浄力を持つにもかかわらず、自分の肌で使用すると「物足りない」と感じるくらい刺激が少ないのもスゴイ。まさに「しっかり洗えて、低刺激」を実現している。人間の肌はオレンジほどの凹凸はないので、ここまでの差は出ないかもしれない。しかし、EH-SC50の洗浄力の高さを目の当たりにすると、もう筆者は手洗いには戻れないな、と感じてしまった。
ちなみに、本製品は充電アダプター以外はすべて防水仕様。そのため、使用後は水で洗ってタオルで拭けばOK。必要な手入れが少ないのも気に入った。