料金プランは調整中
具体的な料金プランなどについてはまだ調整中ということで、詳細は明らかにされなかったが、発表内容から推測するに、NTTドコモ用SIMを提供するプランと、au用SIMを提供するプランは別々となり、1つの契約で両方のSIMを受け取って使い分けるというわけには(今のところ)いかないようだ。ただし、2つのプランの間はできるだけ安価で手軽に変更できるような施策を投入したいとした。また、パケット数を分けたり、家族/友人間でパケット数を融通できる「パケットシェア」「パケットギフト」サービスについてもマルチキャリア対応にすることを明らかにした。
また、将来の構想として、1枚のSIMカードでauとドコモの回線を切り替えて使えるようなプランの提供も明らかにした。ただしこれについては技術的な問題に加え、MNOが加入者の属性を管理するサーバー(ホームロケーションサーバー)を解放する必要があり、交渉はこれからだとする。現段階で提供時期のめどは立っていないとのことだが、業界全体で取り組んで早期に実現したいとした。
その他のサービスについても、7月より最低利用期間や12カ月以内の解約清算金(9,500円)の撤廃(ただし12カ月以内でのMNP転出時を除く)、9月からは世界約200カ国で利用できる安価なプリペイドSIMの提供、10月からは訪日外国人観光客向けのプリペイドサービスを開始するほか、7月から法人向けサービス(7月からauプラン、今冬からdocomoプランも提供)を開始するなど、サービスの利便性を高め、規模を拡大していく計画を発表した。