ケイ・オプティコムが運営するMVNOサービス「mineo」は26日、東京と大阪で同時に新事業戦略に関する記者発表会を開催し、これまでのau回線に加え、NTTドコモ回線も扱うことを発表した。日本初のマルチキャリアMVNOサービスになるという。果たしてユーザーにどのようなメリットがあるのだろうか。
日本初のマルチキャリアMVNOへ
発表会にはケイ・オプティコムの藤野隆雄社長が登壇。2014年6月に「必要なものを、必要なだけ」というコンセプトのもとにmineoをスタートし、約1年で加入者数約7万人を獲得。その内訳は、30代~40代の男性が中心としながらも、約2割を女性ユーザーが占めるほか、同社が固定通信事業を展開する関西地区以外でもユーザーが拡大していることを明らかにした。
また、データ通信のみのシングルタイプから音声通話付きのデュアルタイプ契約が50%を超え、MNPを利用してメイン回線として利用するユーザーが増加していることも明らかにした。
その上で、新たなるチャレンジとして、9月からNTTドコモの回線を使ったMVNOサービス(docomoプラン)を開始し、一般消費者向けとしては日本初のマルチキャリアMVNOとなることを発表した。