ソフトバンクは11日、持ち株会社のソフトバンク株式会社を「ソフトバンクグループ株式会社」に、国内通信事業を担うソフトバンクモバイル株式会社を「ソフトバンク株式会社」に変更すると発表した。ソフトバンクグループの代表取締役社長には孫正義氏が、同副社長には元Google幹部のニケシュ・アローラ氏が就任。現・代表取締役副社長の宮内謙氏は代表権のない取締役になり、ソフトバンクの代表取締役社長兼CEOに就任する。社名変更の狙いはなんだろうか。
同日開催された決算説明会では、孫正義社長が今後のソフトバンクグループの今後の方針を打ち出しており、国内通信事業の収益を使って世界戦略を加速させていく意向だ。
現在のソフトバンクは、グループ企業として国内ではソフトバンクモバイルやヤフー、海外では中国アリババなどを抱えており、この純粋持ち株会社としての位置づけを明確にするため、として商号をソフトバンクグループにし、モバイル以外の通信事業もカバーし、主力となるソフトバンクモバイルをソフトバンクとして運営する。