IPS方式のフルHD & ペン対応タッチパネルを搭載

今回試したのは、ディスプレイにフルHD(1,920×1,080ドット)のタッチ対応液晶パネルを採用した上位モデル。液晶の方式はIPSで、視野角が広く左右から見ても、上下から見ても色の変化が少ない。色再現や階調表現力も高く、あざやかな原色や微妙なグラデーションもオリジナルに忠実に再現されていた。

この液晶ディスプレイは付属のデジタイザー・ペンにも対応しており、手書きでメモを取ったり、図やイラストを描いたりすることができる。デジタイザー・ペンは本体に設けられたホルダーに格納できるため、持ち運び時にジャマにならないのがうれしい。

付属のデジタイザー・ペンは本体のホルダーに収納できる

ペンはワコム製で、1,024段階の筆圧感知に対応しており、力の入れ具合で線の太さを描き分けることができる。サイドスイッチや消しゴムの機能を持つテールスイッチなども搭載されている。ちなみに、ペン先やテールスイッチの硬さ、ダブルクリックの距離などはドライバで細かく設定することができる。また、キャリブレーションもできるので、使い始める際に実行して調整しておいた方がいいだろう。

デジタイザー・ペンには、サイドスイッチやテールスイッチが搭載されている

ペンはワコム製で、ドライバでキャリブレーションや各種設定が可能

ペンは筆圧感知に対応しているため、力の入れ具合で線の太さを描き分けることができる

ペンの追随性、レスポンスは良好で、手書きのメモや図版の作成がしやすく、実用性は十分。ペンが付属しないモデルも用意されているが、ビジネスシーンで手書きメモを使うことが多いなら、ペンが付属する上位モデルを選んだ方が何かと便利だ。

ペンは手書きメモや図版の作成などに便利