Tips-8 あると救われる……かもしれないUSB付きACアダプタ

旅先の宿によっては、壁のコンセントがひとつしかないことも多い。一日中街歩きをしてホテルに戻ったあと、デジカメも充電したい、スマホやタブレットも充電したい……なんてときに、あると便利なのが、USBポートに加えてAC用プラグも付属するアダプタ。

この種のアダプタがひとつあれば、複数機器を同時充電できる。タブレットも充電したい場合は出力電流のA(アンペア)数に注意。最大出力の目安が3A以上で、タブレット充電が可能と表示されている製品を選ぼう。スマホとタブレットを同時充電したいならさらに大きな出力のものが望ましい。

Tips-9 海外携行品保険に加入しておく

海外でデジカメを盗まれた、あるいは破損したというとき、補償してくれるのが携行品保険。保険商品によって条件はあるものの、補償してもらえるのはやはり安心だ。

そして、携行品保険を契約する前にチェックしておきたいのがクレジットカードの付帯保険。この携行品保険が含まれていることもあるので、よく確認してみよう。なお、クレジットカード付帯保険の場合、航空券やツアーなどの旅行代金をそのカードで支払ったときのみ補償されるものと、支払いにかかわらず補償してくれるものとがある。

Tips-10 撮影マナーやタブーに気をつけて

旅先は海外、つまり日本ではない。となれば、常識も異なる。そこで注意したいのが、渡航国の写真に関するマナーの問題だ。

まずは人物撮影について。日本国内でも街の人を撮影するときはひと声かけて了解をとることが大事だが、国によってはそもそも写真に撮られること自体を習慣的に好まないところもある。とくにイスラム教の国々でこの傾向が強い。無用のトラブルを避けるのは当然だが、そもそも各地で暮らす人たちの日常に迷惑をかけないためにも、こうした情報はあらかじめチェックしておくべきだろう。

また、軍事施設はもちろん、警察・公安関係や空港、港湾などの施設、さらには窓からの景色も撮影禁止という国もある。ヘタをすると現地警察に逮捕されてしまうこともあるので、慎重に振る舞おう。身近なところでは、ソウルの金浦空港も実は撮影は禁止となっている。

旅先の高揚もあり、ついつい気軽に撮影してしまう空港。しかし空港内が撮影禁止の国もあるので、あらかじめ情報を調べるか、空港のインフォメーションで確認しよう

観光施設(寺院など)によっては、入場料とは別に撮影料を求められるところもある。撮影するならわずかな額の撮影料をケチらず、きちんと払うべし