Tips-5 防塵防水ケースやクリーニングキットが役に立つことも

発展途上国を訪れると、大都市のメインストリートであっても道がやたらとホコリっぽく、排ガスもモウモウ……なんてことがよくある。デジカメは精密機器だから、防塵対応製品を除けば、ホコリに弱いのが一般的。そこで、余裕があればの話だが、防塵ケースや防水ケースを使うのも一考だ。

そこまで気にしない場合でも、簡単なクリーニングキットを携行していれば役に立つこともあるだろう。ホコリに関していえば、一眼カメラのレンズ交換時にはくれぐれも気をつけたい。

ホコリっぽい道には、発展途上国をはじめとしてよく遭遇する。防塵ケースやクリーニングキットでホコリからデジカメを守ろう

Tips-6 無停電電源装置が必要な場合も

電気の供給が安定せず、停電が頻発する国では、無停電電源装置(UPS)に助けられることもある。そうした国では充電中に停電が起きて、機器が故障するケースも当然ながら想定しなければならない。実際、筆者も停電からの復帰時にACアダプタが壊れてしまった経験がある。そんなときUPSをかましておけば、急激な電流・電圧の変化にも対応してくれる。停電が多い地域へ渡航するなら、用心するに越したことはないだろう。

Tips-7 デジカメは機内持ち込みで

飛行機に乗るときの心構えとして、デジカメは機内持ち込みにするべしという原則がある。預け入れ荷物(受託手荷物)に入れてしまう人もいるようだが、とくに乗り継ぎ便の場合は、荷物がきちんと届かないというトラブルもまま起こる。デジカメが届かなかったら旅の楽しさも半減してしまうだろう。

また、空港や航空会社の人間が荷物から高級品を盗むという事件も残念ながら起きているので、やはり機内に持ち込むほうが安心だ。ただし、持ち込む際には重量に注意しよう。機内手荷物には大きさ以外に重量の制限もある。

デジカメはカウンターで預けず、機内持ち込みが吉。ちなみに、通常はLCC(格安航空会社)であっても重量を測るのは持ち込み手荷物のみ。重量オーバーが心配なときは、衣服のポケットに入れるという逃げ道も