パトロール機能や暗視機能を搭載

「Aterm ホームコントローラ」アプリを起動して、機種一覧からHC100RC本体を選択すると、HC100RCのカメラ映像が表示される。HC100RCのカメラは、8方向へ動かせるボタンをタップして操作。左右のボタンをタップすると30度パンし、上下は20度ずつチルトする(角度はPCからカスタマイズ可能)。垂直方向に120度、水平方向に330度可動し、カメラを中心に部屋のほぼあらゆる方向の映像を確認可能だ。

通信環境によっては、ボタンをタップしてからカメラが反応するまでに時間がかかることがある。いろいろな角度にパン/チルトするのは手間がかかることもあり、これを軽減するため、所定の角度に設定された1から10のプリセットポジションや、プリセットポジションの設定を巡回する「パトロール機能」が用意されている。

機種の一覧から本体(HC100RC)をタップする(写真左)。画面の上半分に映像が表示され、下半分のコントローラでカメラの向きを調整したり、赤外線リモコン画面に切り替えたりする。スナップショットの撮影も可能(写真右)

映像の解像度は最大1,280×720ドット。ただしこれはPCから表示した場合で、スマートフォンから見るときは、高画質設定の640×352ドットに設定されている。スマートフォンでは自宅用と外出用で設定を変えることが可能。通信速度が安定しないときは、「バランス設定(画質優先)」や「低画質設定(繋がり易さ優先)」の3フレーム/秒などに切り替えることで対処する。

マイクのボタンをタップすると、室内の音声を拾える。HC100RCにスピーカーを接続しておけば、スマートフォンのマイクを通じて会話することも可能。ペットに声をかけたり、留守番中の子供と話をしたりといった使い方ができそうだ。

映像はピンチアウトで拡大。スマートフォンを回転すれば、カメラの映像を全画面で表示できる

暗い室内では、赤外線ライトが自動で点灯(赤く光る)し、室内の様子をくっきり表示する。赤外線ライトに切り替わると、「カシャッ」という音がする(写真左)。画質設定では「自宅で見る設定」と「外から見る設定」の2種類を切り替えることができる(写真右)

PCから利用するときは、まず「クイック設定Web」というツールを使って、HC100RCのIPアドレスを検索する。HC100RCの設定画面や映像画面は、Webブラウザで開く。

「クイック設定Web」ツールを起動して、ネットワーク上のHC100RCを探す。検索されたHC100RCをダブルクリックすると、ブラウザが起動して映像を表示する

同じネットワークに接続していればPCでも映像を確認可能。デフォルトは640×352ドット表示

PCなら最大1,280×720ドット表示が可能

ズーム表示にすればペットの表情もはっきり分かる。ズームしたい位置を自由に設定するには、パンステップとチルトステップの細かい調節が必要で少し面倒だ

PC用とスマートフォン用でそれぞれ画質設定が用意されている。赤外線ライトに切り替えるときの感度なども調節可能だ(写真左)。プリセットポジションの設定はPCからしか行えない。パンステップやチルトステップの初期値もここで変更可能だ(写真右)