他のレコーダーの番組表をマージする「タイムシフトリンク」機能

DBR-M590は液晶テレビ「レグザ Z10X」シリーズなどと同様に、「タイムシフトリンク」機能を搭載している。同機能は、他のタイムシフトマシンの過去番組表を取り込んで、同一画面内に表示させるというものだ。もちろん、過去番組表に表示されている番組はすべて、DBR-M590側から再生可能だ。2台のDBR-M590を同時利用した場合、最大で18局分の過去番組表を表示できることになる。なお、タイムシフトリンク機能では、他の機器の過去番組表の番組をネットワーク経由で再生している。そのためダビングなどの操作は行えない。

「タイムシフトリンク」機能を使用した場合の番組表。右端の2チャンネル分は、他のレコーダーのタイムシフトマシンの分だ

「タイムシフトリンク」機能は「本体設定」→「タイムシフトマシン連携設定」→「タイムシフトマシン連携機能」で設定できる

統合された「過去番組表」の番組のうち、DBR-M590に録画されているものは、ダビングなどの操作が可能

他の機器のタイムシフトマシンに録画されているものは再生のみ可能

拡大した過去番組表で迷わないための「ざんまいプレイ」

過去番組表には録りためた番組がすべて含まれているため、自分の見たい番組を探すのはなかなか大変だ。そこで活用したいのが、「ざんまいプレイ」機能だ。同機能は、現在視聴している番組に似た番組や、ユーザーの視聴傾向に合った番組、話題の番組などをリストアップしてくれる。もちろん、特定のジャンルを選択して、番組を抽出することもできる。また、シーンの検索にも対応。情報番組から特定のジャンルのシーンだけを連続再生するといったことも可能だ。

「過去番組表」からダイレクトに番組を探すのではなく「ざんまいプレイ」機能を使うのが、タイムシフトマシンらしいスタイル

ジャンルによる検索も、既存のものだけでなく、新たに作成することができる

ざんまいプレイは、2012年9月に発表した液晶テレビレグザ「Z7」シリーズ以降のタイムシフトマシン搭載モデルに採用されているのだが、DBR-M590では、当時のものに比べて、大幅にレスポンスが向上しているのが印象的だ。タイムシフトリンク機能により、過去番組表の番組がさらに増えたことで、ざんまいプレイの有用性は、よりアップしたといえるだろう。