新しいMacBookは、最厚部1.31cm、質量920gという極薄軽量ボディを実現したノート型Mac。Windowsノートではこれより軽い製品も珍しくないが、Macとしては史上最軽量となる。iPhoneやiPadなどと同様にカラバリも用意され、シルバー、スペースグレイ、ゴールドの3色から選ぶことができる。
液晶は、肉眼では画素が判別できないほど精細な12インチのRetinaディスプレイを採用している。解像度は2,304×1,440ピクセル。MacBook Air 11インチモデルよりも画面サイズが大きく解像度も高いが、ベゼル幅が狭くなったことでフットプリントはMacBookの方が少し小さくなった。具体的には、MacBook Air 11インチモデルは本体幅が30cmだったが、MacBookは約28cmで2cmほどコンパクトになっている(奥行きは逆にMacBookの方が4.5mm大きい)。両機を重ねてみると分かるが、この差は結構大きい。加えて厚みも4mmほど薄くなったので、MacBook Air 11インチだと窮屈に感じる小さめのバッグでもMacBookなら余裕があって出し入れしやすい。
インターフェイスは、USB-Cポートとヘッドフォンポートがそれぞれ1基のみという潔さ。一般に普及しているUSB2.0や3.0の周辺機器を繋ぐには、別売のアダプタが必要になる。
搭載されているOSは、OS X Yosemiteで、試用したマシンにはバージョン10.10.2がインストールされていた(現在の最新バージョンは10.10.3)。ちなみに、初回起動時に「FileVault」の設定画面が表示されるが、デフォルトだと「FileVaultディスク暗号化を有効にする」にチェックが入っている。そのまま次の設定に進もうとすると、かなりの時間待たされることになるので、購入したMacBookをすぐに使い始めたい場合はそのチェックを外しておこう。(FileVaultは、後からでも「システム環境設定」で手動で有効にできる)。