電気屋の常識を打ち破る理美容売り場

LABI新橋銀座口店は、地上1階から8階までを売り場とする8フロア構成。売り場面積は延べ約4,500平方mだ。各フロアを順番に見ていこう。

1階の理美容売り場は、「@cosmeの協力がなければ決して作れなかった売り場」(担当者)という初めて尽くしのフロアだ。理美容家電とビューティ商材を融合展示しており、女性の身長に合わせた低めの展示什器に様々なメイク小物が所狭しと並ぶ。@cosmeのクチコミ検索コーナーや売れ筋ランキングのコーナー、無料で使えるネイルコーナーやパウダースペース、フィッティングスペースなどユーティリティスペースも充実している。

【写真左】@cosme×LABI Beauty stationでは展示什器や商品のレイアウト、展示の仕方など、様々な部分で@cosmeの情報が活用されている。細かな気配りに満ちた売り場だ。【写真右】手の込んだ手作りのPOPは、スタッフの気合いが伝わってきて好感を覚える

店内で気になる情報をすぐに収集できる「@cosmeクチコミ検索コーナー」

ネイルコーナーはテーブル2つとスツールが8つ用意されており、マニキュアやシール、UVライトなどの道具が自由に利用できる

メイク直しなどに自由に使えるパウダースペースは5席用意されており、鏡の前には試供品の化粧品なども置かれている

特に驚いたのは洗顔フォームと洗顔石けんのコーナーだ。展示台に様々な石けんとティッシュボックス、ダストシュートが置かれ、さらに背後に洗面台が用意されている。売り場の真ん中に洗顔できる水場がある家電量販店を筆者は初めて見た。

このほか、エスカレーター横には大鏡の前にスツールが置かれ、美容系の雑誌を閲覧してくつろげるようになっている。こうした細かな工夫も従来の家電量販店では見られなかったものだ。

【写真左】洗顔フォームや洗顔石けんを好きに試せる。ティッシュボックスとダストシュートがあり、後ろには洗面台がある。まさに至れり尽くせりだ。【写真右】売り場の真ん中にさり気なく設置されている洗面台。あまりに普通に配置されていて気が付いたときにビックリした

@cosme×LABI Beauty stationは他のフロアと制服まで異なる。スタッフはすべてヤマダ電機の社員で、1カ月以上の研修を経て売り場に立ったという