スロージューサーとしては高評価だが、フローズンメーカーとしては"あと一歩"と思うところもある。すりつぶして外へ押し出す過程で、押し出しきれずに中に食材がたまってしまうのだ。特に水分が少ない食材や粘り気の多い食材をフローズンにすると顕著で、容器内側の溝やスクリューの溝・隙間に留まってしまう。洗い流して捨てるのももったいないので、この点はぜひ改善してほしい。

フローズンや粘り気の強い食材が隙間に入り込んでしまうと、お手入れは少々面倒。しかし、本製品に特化してつくられたお手入れ用の専用ブラシはよく考えられており、細かいところにも手が届く

とはいえ、スロージューサーとしての完成度の高さとフローズンを楽しめるということを考えれば、全体的に満足できる製品と言ってよい。いろいろな食材で、オリジナルのメニューを、しかも添加物など余計なものを加えずにフレッシュな状態で、自宅にいながら楽しめるというのは何と言っても贅沢。また、腐らせてしまう前にとりあえず冷凍保存したものの、結局そのまま使わずじまい、なんて食材をフローズンメニューとして再生させれば、食費節約のためのちょっとした救世主にもなるかもしれない。

ジュースプレッソを満喫!

はっさく2個からは約300CC程度のジュースが搾れた。焼酎と割ることで、贅沢な生搾りチューハイに

ニンジン2本とリンゴ1個で作ったジュース。どちらも皮を剥かずにそのまま搾れるのが便利だ

製氷器で凍らせたヨーグルトと凍ったブルーベリー・ラズベリーで作ったフローズン。老若男女問わず楽しめる味

パイナップルフローズン。マリブリキュールをプラスすれば、南国風のトロピカルなデザートに

すいかフローズン。コアントローリキュールを小さじ1程度加えて、味にアクセントを付けた

キウイフローズン&バナナフローズンのパフェ。大人向け(左)にはカルーアリキュールを、子ども向け(右)にはチョコレートシロップをかけていただく。それぞれクルミとアーモンドをトッピングするだけで、ちょっとオシャレなデザートが簡単に作れた

凍らせたクリームチーズ+ミニトマトで冷たい前菜に。バジルの上にフローズンを載せて、ドライトマトを添えたら、上からオリーブオイルとペッパーを振り掛ける。フローズンカプレーゼの完成だ

フローズン納豆。スクリューの力で凍らせた納豆をかき混ぜる効果もあり、一石二鳥!?

ジューサーで出た搾りカスはお料理やお菓子に再利用も。ニンジン、リンゴの絞りカスとクルミを混ぜたパウンドケーキを作ってみた

豆乳を搾った際に出た絞りカスを水で溶いてペースト状に。中東の豆のペースト"フムス"風にリメイクした。通常はひよこ豆を使うが、大豆のほうが甘くてマイルドでおいしい。意外な発見だった

大豆の絞りカスのリメイク例その2。鶏むね肉のミンチと合わせて大豆入りチキンナゲットに変身!