MacBookは4Kをサポートしています

これは筆者の予想ですが、2015年、Appleは4K押しをしてくるはずです。2014年に登場した27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルに続いて、21.5インチiMacのRetina化に期待しています。その際、1920×1080ピクセルという現行の解像度をRetina化すると、3840×2160ピクセル、すなわち4KもしくはウルトラHDの解像度に一致します。

また、MacBook Proに続いて、2015年モデルのMacBook Airも4K出力に対応しました。しかしMacBookは、USB 3.1のケーブルの問題から、本体は4K出力に対応しているにも関わらず、映像出力はフルHD(1080p)までとなっています。現在はフルHDまでの対応となっているApple TVについても、次のバージョンでは4Kをサポートしなければ、さすがに買い換える動機を作り出せないでしょう。となるとAirPlayも4K対応する必要がありますね。コンテンツの対応についても、何らかの動きがあるはずです。

本体は4K出力に対応しているMacBook

もしも、MacBookが2015年のAppleの4Kトレンドをフルサポートする存在だとすれば、ワイヤレスで4Kの映像を出力できる仕組みを、Appleは用意してくれるんじゃないか、という期待を持っています。じゃないと、ポート削った甲斐がないじゃないか、と思うわけで。

しかし、本当に快適なのか不安

もしもMacBookをデスクで利用する際には、外部ディスプレイを検討しています。以前にも触れた通り、おそらく15インチのようにノートパソコンスタンドに載せて、そのままディスプレイを使って外部キーボードで利用する、というスタイルを再現できない、と考えているからです。15インチと12インチの違い、ですね。

これまで、iPhone、iPad、MacすべてのディスプレイがRetinaだった筆者からすると、できれば外部ディスプレイもRetinaレベルの高精細を求めたい。すなわち、4KのディスプレイをフルHDのスケールで利用すれば、同じことになるわけです。本体にはRetinaディスプレイ、そして外部4Kディスプレイの表示に対応するMacBook。この4Kサポートには期待していただけに、非常に嬉しい仕様でした。ところが、前述の通りケーブルの問題があることと、Retinaと4Kの同時表示が本当に快適なのか、という問題もあります。

というか、ケーブルの問題で性能をもてあますとは、ますますワイヤレスによる映像出力や外部ディスプレイ機能の4K化を準備しているようにも思えてきます。しかしその場合、おそらくMacBookでなくても同じようにサポートすることになると思いますし、2015年モデルのMacBook Airがサポートする可能性もあると思います。

ProにはProなりの理由がある

4K/60Hz表示は、より滑らかなリフレッシュレートを実現します。例えばウインドウの切り替えやMission Controlなどで、画面のもたつきを感じたくなければ、余裕を持ったモデルを選ぶべき、というわけです。2015年モデル以前のMacBook Airは、本体のディスプHDMI経由での4K出力に対応していました。ただ、レートは30Hzどまりとなっています。

4K/60Hz表示に対応するMacBook Pro

Intelの資料によると、第5世代Coreプロセッサに搭載されるIntel HD Graphics 6000は、DisplayPort 1.2で4Kの60Hz表示に対応しています。ということで2015年モデルのMacBook Airは4Kの外部出力が可能となっています。MacBook Proでも、新型の13インチモデルから、DisplayPort 1.2経由での4K/60Hz表示をサポートするようになりました。もしも、4Kディスプレイを既に持っていたり、これからデスクでの作業用に導入したい、という人にとっては、2015年モデルのMacBook AirかMacBook Proを選択すべきということになるでしょう。ただし、MacBook Airについては、非Retinaモデルとなっています。