未発売のWindows Phoneにも期待!

発表会ではMWC 2015の会場で展示された「SAMURAIプロジェクト」に加え、同じくMWCで発表されたWindows Phone端末も展示されていた。発売は2015年の夏を予定しており、展示機は試作段階であるが、外観などは基本的にこのままいくという。

「SAMURAIプロジェクト」蒔絵を施したSAMURAIプロジェクトの端末2種。仕上がりは非常に美しく、このままの状態でも欲しいというユーザーは多いだろう

「Windows Phone端末」ほとんど手作りに近いという試作機は、上端にmicro USB端子とヘッドフォン端子があるという、一風変わったレイアウト。5インチのHD液晶にクアッドコアCPU、8GBのフラッシュストレージなど、ミドルレンジのAndroid端末に近いスペックだ

この端末は性能的にはミドルレンジ向けとなるもので、販売価格は2万円代を予定されている。軽く触ってみた程度だが、持った感じはかなり軽く、質感も悪くなかった。クアッドコアの64bit CPUを搭載しているとのことだが、軽くいじった範囲での操作感は軽快で、アプリにもよるが、実用面での問題もなさそうだ。価格帯も手頃なので、Windows Phoneに注目するユーザーの間でのデファクトスタンダード的な端末になりそうだ。

OSはWindows Phone 8.1が搭載されるが、今年登場予定のWindows Phone 10へのアップグレードもマイクロソフトと協力して、スムーズなアップグレードパスを用意したいとのこと。また「通話料いきなり半額」についても専用アプリの提供を含めて検討しているという。

freetelはAndroid端末でハイエンドからローエンドまでのフルラインナップを揃えているが、Windows Phoneでも同様に展開していきたいとのことなので、1万円台の安価な端末や、オクタコアCPUを載せたハイエンド端末まで、幅広い端末の登場を期待できそうだ。日本ではなかなか根付かなかったWindows Phoneだが、Windows Phone 10ではデスクトップOSとの連携も強化され、iOS、Androidに続く第3の選択肢として注目されるだけに、freetelの奮闘にも期待したい。

(記事提供: AndroWire編集部)