「通話料いきなり半額」の特徴

プレフィクス自体は専用アプリ(Android、iOS対応)を使うことで、自動的に付与されるため、ユーザーは通常の通話と同様に格安の発信が可能になる。通信経路を指定するのは発信時のみなので、電話番号は従来のものがそのまま利用できる。

通話用アプリはAndroid版が4月2日に、iOS版は4月末の提供を予定。シンプルなアプリなので、システム標準の通話アプリと同じ感覚で利用できる

こうした、プレフィクス型の通話割引サービス自体は楽天の「楽天でんわ」やiijmioの「みおふぉん」などいくつかあるが、「通話料いきなり半額」はオンラインのアプリストア版だけでなく、パッケージ版が用意される。

スマートフォンに加えてフィーチャーフォン(ガラケー)でも利用でき、支払いにクレジットカードに加えてコンビニ払い(手数料は200円/月)も選択可能、といった具合に、幅広いユーザーに訴求するための特徴を揃えている。特にパッケージ版に関しては、大手家電量販店やパソコン専門店などで展開するとのことなので、あまりネットを使わないユーザー層にもアピールする可能性が高い。

パッケージ版の価格は390円だが、500円ぶんの無料通話が含まれており、110円分(5分30秒)お得になる。無料通話ぶんはアクティベーションした翌月末まで。なお、ガラケーでは本体にプレフィクス設定が用意されていることが多いので、これを利用する

MVNOの熾烈な価格競争は、価格に加えてサービス面での競争が激化している。そんな中、格安の通話料を広いユーザー層に訴求するという点で、「通話料いきなり半額」を用意したfreetelはユニークな位置を占められそうだ。