キヤリアスマホに追いついた第5世代
最新となる第5世代として2015年3月、4月に「VAIO Phone」(第5弾)、「KYOCERA S301」(第6弾)、「Xperia J1 Compact」(第7弾)の3機種が投入される。ここでイオンスマホの流れが大きく変わった。キヤリアの端末並みの機能を持った製品が投入されるようになったのだ。
番号としては前後するがまず第7弾「Xperia J1 Compact」から紹介しよう。同機種は言わずもがな「Xperia」シリーズの端末。コンパクトなボディで防水防塵であり、おサイフケータイにも対応し、キヤリア端末並みのカメラ機能を搭載している。また、ディスプレイはトリルミナスディスプレイで表示色域が広い。
Xperia J1 Compactの主な仕様・料金(全て税別) | |
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発売日 | 2015年4月20日 |
CPU | Qualcomm MSM8974(クアッドコア、2.2GHz) |
ディスプレイサイズ | 4.3インチ |
ディスプレイ解像度 | 1,280×720ピクセル |
内蔵メモリ | 2GB |
ストレージ | 16GB |
その他特徴 | 防水・防塵、おサイフケータイなどに対応 |
回線 | ソネット |
通信速度 | LTE(150Mbps) |
高速通信容量 | イオンモバイルの場合 70MB/日、120MB/日、200MB/日の3モデル |
月額利用料(端末代込み) | 3,558円+通話料(70MB/日) 3858円+通話料(120MB/日) 4,858円+通話料(200MB/日) |
ハイスペックの一方で、料金に関しては今までのような、月額2,000~3,000円という低コストをキープすることができなくなった。ちなみに、従来のイオンスマホも販売が継続されているので、低コストで使いたい人はそちらの端末を選べばいいということになる。ここで大きくイオンスマホの時代が変わったのを感じる。
これまでは月々3,000円程度までの支払いに抑えるなかで、使いやすいものを模索していたのが、一気にキャリアに対抗できる端末を揃えてきたのだ。これはSIMフリーというものの理解が進んだのも無関係ではないだろう。
Xperia J1 Compactでは容量によって、3つの通信コースが用意され、その料金は1,480~2,980円になる。もっとも高い2,980円の200M/dayでは、1日あたりの高速通信容量が200MBであり、1カ月を30日とすると単純計算で6GBとなる。通常のキャリア端末と1カ月の高速通信容量は大差ないところまで来ている。端末価格は55,500円前後と高価になるが、通常のキャリア端末よりは安価だ。
SIMはソネットのPlaySIM。また、「Xperia J1 Compact」はイオンモバイルだけでなくソネット、ソニーストアからも販売される。