最安は「J1 C」

では、続いて実際の運用を考えた価格を比較しよう。なお今回は、MNPを含む新規契約、2年間の利用、月に2GBの高速通信を利用、SIMは音声通話付き、端末代は24回払いで考えている。

月額利用料(全て税別)
機種名 Xperia J1 Compact VAIO Phone Xperia Z3 Compact
端末代金(24回払い) 月額2,278円(初回2,411円) 月額2,000円 0円(実質負担額)
通信サービス代金 月額1,580円 月額1,980円 月額6,500円
高速通信容量 2GB 制限なし 2GB
通話料 20円/30秒 20円/30秒 かけ放題
月額合計金額 月額3,858円 月額3,980円 月額6,500円

最も高額なのは「Z3 C」。しかし、ドコモの「カケ・ホーダイ」が利用でき、通話料はかからない。また、MVNO各社と違い、キャリアショップが全国に設置されているため、端末のトラブルなどが起きた際、実店舗に脚を運んでサポートを受けることができる。

「J1 C」と「VAIO」では、前者が月額3,858円、後者が月額3,980円とわずかに「VAIO」の月額料金の方が高かった。MVNOには端末と2GB+音声通話のSIMがセットで月額3,000円前後のものが多いが、そういった意味では両機種とも少し高いと言える。また、今回は「2GB」という通信容量にそろえて比較しているが、「VAIO」の場合は制限なしで高速通信が利用できるため、動画など大きなデータでも、月々の通信容量を気にすることなくダウンロード可能だ。

スペックや価格を比較した結果、ハイスペックなのは「Z3 C」、最安なのは「J1 C」ということがわかった。27日より「J1 C」の先行予約販売が開始するが、ユーザーをどのくらい振り向かせるのか注目していたい。

(記事提供: AndroWire編集部)