「VAIO」は防水対応せず
続いて、防水/防塵や通信面について。
機種名 | Xperia J1 Compact | VAIO Phone | Xperia Z3 Compact |
---|---|---|---|
防水、防塵 | IPX5/8、IP5X | - | IPX5/8、IP6X |
LTE | ○ | ○ | ○ |
VoLTE | - | - | ○ |
Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 4.0 | 4.0 | 4.0 |
おサイフケータイ | ○ | - | ○ |
ワンセグ | - | - | ○ |
防水/防塵は、「J1 C」(防水IPX5/8、防塵IP5X)と「Z3 C」(防水IPX5/8、防塵IP6X)が対応。また「Z3 C」の防塵性能は、「J1 C」に勝っており、キッチン周りなどでもあまり気を使うことなく使用できそうだ。一方で「VAIO」はどちらにも対応しておらず、外出先や水回りで使用するときは注意したほうがよいだろう。
通信面では、3機種ともLTE通信に対応する。ただし、Wi-Fiについては「VAIO」のみ若干ことなりIEEE802.11acに対応していない。「J1 C」、「Z3 C」の2機種はacにも対応しているので、Wi-Fi接続をよく利用するユーザーにとってはメリットと言える。
そのほか、従来よりも音質のよい音声通話「VoLTE」や「おサイフケータイ」、「ワンセグ」には「Z3 C」しか対応していない。
まずは、スペックを比較してきたが、ソニーのフラグシップモデルである「Xperia Z」シリーズである「Z3 C」はさすがといったスペックだった。ほぼ全ての面で他2機種を上回っている。
「J1 C」と「VAIO」だが、CPUの性能やメインカメラの性能、ストレージの拡張性など若干「J1 C」のほうが上回っていた。一方の「VAIO」も薄型ボディや、Android 5.0、サブカメラなど注目すべきスペックを持っている。しかし、「Xperia Z」シリーズや「GALAXY S」シリーズと比べると、どちらの機種もミドルレンジと言える性能である。筆者的としては、防水/防塵に対応している「J1 C」の方が、日々の生活では使いやすそうで魅力的に感じた。