Apple Watchは説得力ある「必要性」をもたらせるか?
発表以来、なにかと話題を集めてきたApple Watchも、ついに正式な発売日と価格が明らかになった。数千ドルと予想していた「Edition」モデルが1万ドル越えになったのは予想外だったが、0が1個減ったところで高嶺の花であることには違いない。
いずれにせよ、売れ筋は4万2,800円/4万4,800円の「SPORT」モデルになるだろう。発売は4月24日なので少し遅めではあるが、入学・入社のプレゼントとしても人気を集めるかもしれない。
Apple Watchが担う役割は、端的に言えば「大型化してポケットに入らなくなったiPhoneのための拡張ディスプレイ」だ。常時スマートフォンの画面を見続けるのではなく、スマートフォンはバッグなどに入れておき、通知だけを腕で確認し、その場で返せる返事なら腕の上で、こみ入った内容であればスマートフォンを取り出して……、というスタイルを考えているようだ。これが標準化すれば、最近問題になっている「歩きスマホ」の解消もある程度は実現するだろう。