Apple Watchは4月24日発売

最後にApple Watchがフォーカスされ、正式な発売日と価格が発表された。Apple Watchは4月10日より日本を含む9カ国で予約が開始され、発売は4月24日になる。Apple WatchにはApple Watch、Apple Watch Sport、Apple Watch Editionと3つのラインナップが存在するが、それぞれの価格が発表された。最上位のEditionは1万ドルオーバーで限定販売となるなど、非常にレアな製品になりそうだ。

「Apple Watch Sport」は軽量なアルミニウム製ボディを採用したスポーツ向けモデル。ボディカラーはシルバーとスペースグレイの2色で、価格は349ドル(日本価格:4万2,800円)から。バンドとボディカラーの組み合わせで10モデル用意される

「Apple Watch」はステンレススチール製の標準モデル。ボディカラーは1色だがバンドの色と形状で20モデル用意される。価格は549ドル(日本価格6万6,800円)から1049ドル(日本価格13万2,800円)まで

「Apple Watch Edition」は18金仕様の高級モデル。予約・限定販売となる。価格は1万ドル(日本価格128万円)から1万7,000ドル(日本価格218万円)。ボディカラーはイエローゴールドとローズゴールドの2色で、バンドとの組み合わせで全8モデルが用意される

Apple Watchのデモでは、時計としても非常に正確なだけでなく、月齢やカレンダー、ストップウォッチなどさまざまな機能を表示できるようカスタマイズ可能な点を紹介。さらにコミュニケーションデバイスやApple Payを使った決済など、さまざまな使途が示唆された。気になるバッテリー駆動時間も約18時間と明らかにされた。

ファッションモデルであり、社会活動家としても有名なクリスティ・ターリントン・バーンズがゲストとして登場。発表会ではタンザニアでApple Watchをつけたままハーフマラソンに出場した際のビデオが流れた

Apple Watchは本日公開されたiOS 8.2に付属する「Apple Watch」アプリを使ってアプリの購入やインストールを行うことになっている。

アップルのラインナップ全体が万遍なく紹介された発表会だったが、やはり注目はApple Watchだろう。いよいよ発売日が発表され、市場もApple Watchをターゲットにしたバンドなどの周辺製品を販売してくるはずだ。一方で、Apple Watchを買う必要性を感じられないユーザーもまだまだ多い。iPhoneでスマートフォンを普及させたように、Apple Watchがスマートウォッチ普及の起爆剤となるのか、注目したい。