iPadの新型は?
iPhone 6の好調の裏側で、iPadはだいぶ苦戦が伝えられている。不振を理由にminiのライン自体が消滅するという噂もあるが、先日、CPUにiPhone 6と同じ「Apple A8」を搭載した「iPad mini 4」が発表されるという噂が流れた(現行の「mini 3」は「Apple A7」搭載)。
もっともこれは正直眉唾で、miniにここでテコ入れする理由が感じられない。また13インチ級の大型iPadの噂もずっと流れているが、これも今回の発表に合わせるにはいささか不似合いに映る。ということでiPadに関する動きはないだろう。
隠し球は「Apple TV」か?
個人的にここで何か動きがあるのではないか(あってほしい)と思っているのが「Apple TV」だ。Apple TVは「そこそこ使えるセットトップボックス」の域を出られずにいるままだが、iOS 8の機能のひとつである「Homekit」と組み合わせ、スマート家電の制御を行うためのハブ的な存在になるのではないかと見ている。たとえばマイクを内蔵し、リビングのApple TV上の「Siri」に「リビングの暖房をもう少し弱めに」とか「子供部屋の電気をつけて」と命令できるようになれば便利だろう。
もちろんApple Watchとの連動も加えられ、リモコン機能はもとより、Apple Watchを付けている人は個人認証されたものとして、音声検索で探し出した映画や番組を手元のApple Watchの画面をタップするだけで購入/レンタルできる、という使い方もあるだろう。Apple Watchで収取した自分の健康情報をテレビ画面に映し出す(Wii Fitのように)といったことも可能になるかもしれない。
折しもGoogleがAndroid TVを本格的に展開し始めたところだが、Appleもこの分野には長い事投資を続けてきている。現行の第3世代Apple TVが出たのが2012年3月8日だったので、丸々3年が経過した。そろそろ何か動きがあるんじゃないかと思うのだが、いかがだろうか。