12インチのRetina MacBook Airは出る?
ここからは純粋な「予想」だ。前々から何度も噂に上がってきた「12インチのMacBook Air」がそろそろ出てもおかしくない。CPUは「Broadwell-U」アーキテクチャに変わり、液晶画面はRetina解像度(おそらくは2560×1600か、2880×1800あたり)になると見られる。形状的には「Air」と呼びたくなる薄型になるだろうが、実はMacBook Airはその低価格さが要因となって大量に売れているので、価格の高くなるRetinaモデルを入れるかは疑問。MacBook Pro 13インチモデルのリプレースになる可能性もあるだろう。
一部には、電源コネクターなどもなくなり、インターフェースが完全にUSB 3.1のみになるという噂もあるが、これはいくら先進的な技術を積極的に取り入れるAppleといえども、少々話が急過ぎる感もある(電源コネクター「Magsafe」絡みで訴訟になっている状況を考えれば、最大100Wを供給できるUSB 3.1への切り替えは妥当な話でもあるのだが)。USB 3.1が導入されるとしても、電源やThunderboltはそのまま残るのではないだろうか?
また、既存の11インチ/13インチのMacBook Airも順当に「Haswell Refresh」から「Broadwell」に移行する可能性は高い。この場合は特に大きな変更はなく、CPU周りだけの変化になると思われる。
ひとつ気になるのは、ここ数年リークが当たり前の状況になっていたAppleで、新型MacBookについては部品ひとつ、リークらしいリークが見られないこと。台数が出るMacBookラインだけに、製造は(リークの漏れ口となる)台湾や中国のODMメーカーが担当しているはずだが、よほど厳しい情報統制でもかけられているのだろうか。