Apple TVに期待するのは4K対応とホームハブ化
次は今回のイベントでは、やや期待が遠のいているApple TVのアップデートについて。
Apple TVは、テレビにHDMIケーブルで接続すると、iTunesの映画やYouTube、Netflixなどのネットストリーミング系のサービスをテレビで楽しめる手の平サイズのセットトップボックスだ。
ちょうど3年前、2012年3月16日に登場した現行のモデルは、シングルコアのApple A5プロセッサを搭載し、1080pフルHDのビデオ再生に対応した。ソフトウェアアップデートと、新規のストリーミングサービスへのサポートを繰り返しており、販売台数も累計2500万台を超えるなど、勢いが衰えていない。
テレビはサイズの拡大と解像度の向上が一致しておらず、その結果、フルHDをサポートしたApple TVも非常にライフサイクルが長い製品となった。まだ時期尚早と言えるかもしれないが、次世代モデルが出るとすれば、4Kのサポートということになる。
技術的にはA8プロセッサの搭載などで対応可能だが、Appleがコンテンツなしに新たな技術だけをサポートするとは考えにくく、何らかの4Kコンテンツサービスの準備が整ったタイミングでの投入、という流れが自然と言える。
また、iOS 8の新機能としてながらく「ミッシングピース」となっているスマートホーム連携機能「HomeKit」と関連し、テレビでHomeKitに関係するデバイスの状況やコントロールを可能にする仕組みをApple TVに持たせることも考えられる。