東芝ライテックはRa95の「キレイ色-Pro-」を展示していたが、こちらも業務用途での展示のみだった。太陽誘電は高色帯域LCDディスプレイ向けとして、Ra90のLED部品を展示していた。LCDのカラーフィルターに合わせて、青色+緑/赤色蛍光体を採用している。

東芝ライテックの「キレイ色-Pro-」。家庭向けでは電球型の「キレイ色(Ra90)」が販売中だが、キレイ色-Pro-の家庭向けは未定のようだ

太陽誘電の展示パネル。カラー液晶に三原色のカラーフィルターが取りつけられているが、それに合わせた光源を用意しないと効率が悪くなる。このため、高色域を実現するLEDが必要だ

数値より見えやすさにこだわったのが、日立アプライアンスの「ラク見え」だ。こちらは青緑のLEDを採用することで、光の波長を幅広く含めるようにしている。また、ロームブースでは冷蔵ショーケース向けのライトを展示していた。

日立アプライアンスの「ラク見え」は高演色性を重視しているわけではないようだが、青緑成分を足して光の波長分布を幅広くし、見えやすさを追求している

ラク見えモードを入れた日立アプライアンスの「きらめき」。周囲にLEDを配置して導光板で中央を光らせているので、薄いシーリングライトになっている

下部中央が通常のきらめき。他の8つは「導光板を使うことでこんなパターンも作れる」というデモ

ロームブースの冷蔵ショーケース用LEDライト。赤みを増した食肉用ライトがラインナップされている。「生鮮食品・食肉展示用蛍光灯」という蛍光灯が昔からあり、その代替を狙っている

冷蔵ショーケース用の蛍光灯として、かなり使われているPrinceも、専用のLEDライトを開発展示。同じ肉でも見え方が違うことをアピールしていた