長野県安曇野市のVAIO本社では、VAIO Zの生産が本格化している。そして、その生産ラインは、VAIOならではのこだわりが満載だ。
本稿では同社初のオリジナルモデルとなるVAIO Zの生産ラインを通じて、VAIOの生産へのこだわりを追ってみた。前編では安曇野工場全体の雰囲気をお伝えしたが、後編では写真を通じて、出荷までの様子を詳細に見てみよう。
■関連記事
【レポート】新生「VAIO Z」ができるまで - VAIO安曇野工場潜入レポート【前編】
その1・基板実装ライン
基板実装エリアの入口。入室はカードで管理されている |
基板実装エリアにはエアシャワーを浴びてから入室。VAIO Zのプログラムマネージャーの笠井貴光氏(右)と、広報の朝倉美和氏(左)がモデルに |
VAIOの実装ラインの特徴は、キャリアと呼ばれるプレートに基板を組み込んで生産する点 |
自動検査機で塗布されたはんだの量や高さなどを検査 |
左がはんだが塗布された状態。オレンジの部分が少なくなっているのがわかる |
続いて高速マウンターで部品を実装。4台の高速マウンターが連結している。約40秒で約300点の部品を実装する |