ソフトバンクグループのソフトバンク・ペイメント・サービス、ソフトバンクモバイル、ワイジェイカードの3社とTポイント・ジャパンは18日、Visa加盟店で使えるプリペイドカードサービス「ソフトバンクカード」を3月6日から提供すると発表した。KDDIが提供する「au WALLET」の対抗サービスで、カードブランドとしてVisaを、ポイントプログラムはTポイントをそれぞれ採用した。
ソフトバンクカードは、事前に現金をチャージしたカードを使って支払いをするプリペイドカード。全世界で3,800万店に達するVisa加盟店の支払いで利用できる。加盟店にとってはクレジットカードと同じ扱いになり、支払い方法も店頭でカードを出し、サインをするという点もクレジットカードと同様。
ポストペイドのクレジットカードとは異なり、事前に何らかの方法でチャージが必要で、ソフトバンクカードでは4つの方法でチャージに対応。1つは銀行振込で、振込専用口座を設定しておき、そこから振り込む。ジャパンネット銀行に口座を持っている場合は、振込ではなく振替としてチャージできる。3つ目はソフトバンクの携帯電話料金と合算して支払う「ソフトバンクまとめて支払い」からのチャージ。4つ目が、支払いごとに貯まるTポイントを使ってチャージする、というもの。ただし、Tポイントは100ポイント85円相当になる。
チャージ方法は4種類。Tポイントからの換金や銀行振込が可能 |
au WALLETのじぶん銀行と同様に、「広義のグループ企業」(同社)であるジャパンネット銀行からは口座振替でチャージできるほか、携帯料金とまとめて支払う「ソフトバンクまとめて支払い」にも対応 |
プリペイドカードながら、事前チャージが不要な「おまかせチャージ」機能も搭載。これを設定すると、チャージした金額が、購入しようとした品物の値段に足りない場合、自動的に足りない分を加算して支払いを行い、あとで設定した銀行口座から1カ月ごとにまとめて引き落としをする、というシステム。チャージ金額が足りない場合にいちいちチャージをしなくても支払いが行えるというメリットがある。
カードの取得はソフトバンクの携帯契約が必要で、12歳以上であれば審査もなく取得できる。ただし、おまかせチャージを利用する場合は高校生を除く18歳以上で、ワイジェイカードによる審査を経て、一定の与信枠の中で利用する形になる。