NECパーソナルコンピュータは、2015年2月発売の春モデルから、個人向けPCのブランドを「LaVie」に統一した。そのブランド統一の動きを象徴する製品のひとつに位置づけられるのが、「LaVie Hybrid Frista」である。
15.6型液晶ディスプレイを搭載したスタイルは、大きな意味では、液晶一体型PCに振り分けられるだろうが、同社ではそれを明確に否定する。「これまでにはない発想で、ゼロから作り上げた新たなPC。家庭内における新たなPCの利用を提案することができる」とする。
LaVie Hybrid Fristaはどんな狙いから開発されたのだろうか。
これからの自宅PCはどうあるべきか?
2015年は、「LaVie」ブランドの第1号製品が登場してから、20年目を迎える年だ。その節目に、NECパーソナルコンピュータは、個人向けPCのブランドを「LaVie」に統一。デスクトップPCのブランドで使用されていた「VALUESTAR」も、「LaVie」のブランドを冠した製品へと生まれ変わった。
このブランド統一において、NECパーソナルコンピュータは、原点に立ち返り、「これからのパソコンはどうあるべきか」ということを改めて自問自答したという。
NECパーソナルコンピュータの留目真伸取締役執行役員常務は、「LaVieが登場した20年前と比べて、いまのPCの利用スタイルはまったく変わっていない。PCそのものが20年前と同じ形であり、PCを置いた机に向かってキーボードを打つというスタイルも変わらない。だが、これからのPCは、新たな使い方、楽しい使い方を提案できなくてはいけない。誰もが先進技術を使って、ワクワクできるものにしたい」と、20年目の節目を迎えたLaVieの新たな姿を表現する。
その基本姿勢において、「これからの自宅のPCはどうあるべきか」という観点で、原点に立ち返って開発されたのが、LaVie Hybrid Fristaだという。