マンションで1人暮らし、月に5GB使いたい場合はどれだけ割引される?

各キャリアのサービスの特徴を説明してきたが、実際に料金にどれだけ差が出るのか「マンションで1人暮らし、新規MNPで月に5GBのプランでスマホを利用」というモデルケースに当てはめてみよう。

なお、固定通信側で住居のタイプやISPの選択などで月額費用に差が出てくるが、以下のように一番安くなる条件で計算した。

  • au
    ・auひかりの集合住宅プランは「タイプV16契約以上」を選択

  • ソフトバンク
    ・ソフトバンクのスマート値引きは「自動更新ありプラン」を選択

  • NTTドコモ
    ・ドコモ光パックは「集合住宅向けISP料金一体型(タイプA)」を選択

モバイル・固定回線を合わせた月額利用料は下の表の通り。

モバイル・固定回線を合わせた月額利用料(全て税別)、クリックで拡大

au、ソフトバンクは同額、それに対しドコモが少し割高の印象だ。ただし、ここで紹介したのはあくまでセット割を使った場合の利用料のみ。auの「誰でも割」やソフトバンクの「のりかえ割」が適用された場合や、スマートフォンを買い替えでauの「毎月割」、ソフトバンクの「月月割」、ドコモの「月々サポート」の対象になった場合、ここで紹介された金額からまた割引される。

また、この表はスマホでの使用を前提で計算したが、ケータイの場合はauとソフトバンクは共に金額は低くなるものの以下の割引が適用される。

  • au
    ・「auスマートバリュー」:934円(永年)

  • ソフトバンク
    ・「スマート値引き」データ定額パック(3Gケータイ):500円(税込)
    ・「スマート値引き」ホワイトプラン:最大500円(税込)

新規導入の場合の初期費用はどうなる?

また新規で導入する場合、固定通信サービスの工事費や契約事務手数料などの初期費用についても考えないといけない。

現在、auは月額料金から初期費用相当額を割引くサービスが行われており、ソフトバンクも「SoftBank 光」に新たに契約した人向けのキャンペーンとして工事費を実質0円にして契約事務手数料3,000円のみにすると発表。ドコモも西日本限定で2015年4月30日まで、工事料が無料または4,000円に値下げするキャンペーンを行なっている。