ということで、さっそく使い始めた日の歩数を見てみよう。

9736歩!?

なんと、9736歩も歩いていた!

ちょっとこれは我ながらびっくりしたが、理由は簡単。要するにこの日は取材があったのだ。そうなると移動が増えるし、外を歩き回るため、自然とこれくらいの歩数にはなるというわけ。ちなみにサラリーマンなどでも一日1万歩を目標にしている人が多いので、そういう意味では十分に外に出て歩く生活を送っていると言えるのではないか。

基礎代謝による消費カロリーと合わせて約2200キロカロリーの消費。けっこう良いんじゃない?

ふふふ、どうだ、O氏。フリーライターも意外と健康的でしょう? と、自慢したところで、O氏から「でもさぁ」とツッコミが入る。

「やっぱ昼に起きてんじゃん」

……。返す言葉もない。その通りである。SmartWatch3では、時間ごとの歩数がカウントできるのだが、ご覧いただくとわかる通り、午前中の歩数は見事なまでにゼロ。動き出しているのは昼12時以降なのだ。取材が午後のときは昼まで寝ていることがバレてしまった!

よく見ると12時以降にしか活動していない

興味深いのは、21時台にはたっぷり歩いているのに、22時台は歩数が少なく、23時はまた歩数がグンと伸びていること。これはつまり、21時から22時にかけて歩いており、22時から23時までは現場に座って取材しながら原稿を書き、23時以降に帰宅するので移動した――ということを表している。時間と歩数がわかるだけで、こうして自分の仕事内容や生活が見えるのはとても面白い。

電車移動だったのだが、車移動したことになっていた

地図で移動ルートを測定できるのだが、うまくGPSがとれていなかったようだ

ちなみに、SmartWatch3では「歩行」や「走り」「乗り物移動」などを分けて記録できる。加速度センサーから計測していると思われるが、乗り物の関してはそこまで正確には測定できないようで、電車移動を車移動としてカウントしていた。さらに地図で見ると、実際に移動したルートではなく、目的地と出発地点が直線で結ばれてしまっている。電車に乗っていたからだろうか。GPSの働きがいまいちで、現在地を取得し続けられなかったようだ。歩きの場合はほぼ完璧にルートを特定してくれたのだけど。