3日間で3GBの制限あり
質疑応答および囲み取材には、野坂社長と、同社執行役員技術部門長の要海敏和氏が対応した。「UQ Flat ツープラス ギガ放題」は、月間のデータ通信容量が無制限になるプランだが、実は3日間で3GB以上を利用すると速度制限がかかる。これについて聞かれると、野坂社長は「途端に128Kbpsに落ちるような絞り方はしない。YouTubeの標準画質が見れる程度の絞り方。700Kbpsくらいは出るのではないか」と説明。リソースを利用者に最大限に使ってもらうための施策として、理解を求めた。
先日、NTTドコモでは「3日間でデータを1GB以上使用した利用者の速度を制限する」という従来のルールを撤廃した。これについて聞かれると「ドコモさんではもともと月2GBプラン、月5GBプランなどを提供している。その上での話なので」と回答。月のデータ容量を利用者が自分で決定し、足りなくなれば有料オプションで追加できる大手キャリアの場合と、はじめから容量無制限で提供するUQの場合では、その意味合いが異なると強調した。
データ通信容量が撤廃できる理由については「連続した50MHzという、大きな帯域幅をいただけた。これにより、ビット単価を下げることができると判断した」と説明。データ容量の無制限プランをこの先も維持できるのか、という質問には「理屈から言うと、無線は有限。固定回線に比べると厳しい。しかし5年、10年経つと技術の革新もある。需要も伸びる」と説明。やってみなくては分からない部分もあるが、挑戦していくとのことだった。