試験放送開始に合わせて新規格対応4Kテレビが市場に投入 - 2014年4月~7月
次世代放送推進フォーラムは2014年5月20日、4K試験放送「Channel 4K」を開始することを正式に発表した。放映開始日は6月2日13時。それにタイミングを合わせ、各メーカーは、HEVCデコーダーやHDMI 2.2、HDCP 2.2を採用した4Kテレビを国内市場に投入した。
ただし、この時点で発表されていたモデルで、テレビだけで4K試験放送を受信できるものはなく、これを受信するには、新規格に対応した4Kテレビに、シャープは2014年5月20日に発表した「AQUOS 4Kレコーダー TU-UD1000」を接続するという方法をとる必要があった。
スタートした4K試験放送は、まだコンテンツが少なく、同じ番組を何回も繰り返して放送していたのだが、これでようやく4Kネイティブのコンテンツを視聴することが可能となった。
また、7月になると、Channel 4Kのコンテンツ追加や、ジュピーターテレコム(J:COM)とジュピーターエンタテインメント(JE)により、4Kビデオオンデマンドサービスの開始も発表されている。
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また、これまでに発売された4Kテレビを、HDMI 2.0やHDCP 2.2に対応させるための救済措置もこの時期に発表されている。
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