Opera Coast 4.0は通勤のお供に最適なブラウザ

実際にOpera Coast 4.0を利用してみて驚くのが、表示の速さと軽さである。Opera Turboエンジンにより、回線の状況が悪いところでもストレスが少なくサイトを見られるというのは外での利用においてありがたいところだ。

加えて、細々としたアクションなしに利用できるインターフェースも注目すべきポイント。電車の中や外で調べものをしたい時にブラウザを使う際、「戻る」ボタンのタップや検索フォームを出して検索するのは意外に面倒で疲れるが、Opera Coast 4.0のようにスワイプやフリックの利用や見やすいレイアウトはどんな場所でも使いやすいという利点がある。

ブックマークはアプリのホーム画面に保存、または対応端末でサイトの続きが見られる「ハンドオフ」機能のみで、Safariのリーディングリストや共有リンクのような便利な機能は残念ながらない。しかし、いつも見るニュースサイトやポータルサイトが決まっている場合だったら、ホーム画面からタップ一発で開ける方が便利だ。

サイトを開いている状態で3×3ボタンをタップすると、サイトのアイコンがホーム画面の下端に表示される

ブラウザにしては意外さがあるインターフェースだが慣れると使いやすい

電波状況が悪くても高速ブラウジングができ、なおかつざっくりした操作でも利用可能。通常使うブラウザとしても優秀だが、通勤電車やバスの中、といった通信状況や動ける範囲に制限が出てしまう場所や状況でこそ、このアプリの良さがよく分かるだろう。Safariの動作にイライラすることがあるなら、試しに導入してみるといいかもしれない。