本当にOpera Coast 4.0はSafariより通信量が少ないのか検証
さて、Opera Coast 4.0で最も注目されているのが、データを圧縮することで通信量を削減するOpera Turboエンジンの搭載だ。これを利用することで、サイトを素早く開けてなおかつ通信量の節約が可能になっている。キャリアの容量制限に悩まされがちなユーザーにはありがたい機能だろう。
iOS8に標準搭載されているSafariと比べてどれだけ読み込みが早いのか、そしてどれだけ容量が少ないのか、実際に同じサイトを開いてみて検証してみることにした。検証に利用したのは、マイナビニュースからピックアップしたニュース10本と、あとYouTubeの4分程度の動画5本、あと検証用のリンクをまとめたEvernoteの共有リンクである。
まず、Evernoteの共有リンクを両ブラウザで開いて、そこからマイナビニュースの記事10本を開いてみたが、サイトの開く感覚がまったく違う。Safariが画面を読み込む時間が感じられるのに対し、Opera Coast 4.0はリンクをタップして画面が開くのとほぼ同時にテキスト部分が表示される感じだ。テキストに遅れて画像が開くのはSafariと同様だが、それでも開くまでの体感時間は短い。
そして、気になる通信量はというと……。両ブラウザにおいてマイナビニュースの記事10本開いてみた時点で、「設定」アプリを開き「モバイルデータ通信」で通信量をチェックしてみたところ、Safariが5.1MBなのに対して、Opera Coast 4.0は3.8MB。Safariより25%ほど軽かった。このあたりは触れ込みどおりということだろう。