圧倒的なディスプレイ解像度を持つNexus 6
では、2機種のスペックを比較してみよう。まずはOS、ディスプレイ、サイズ/重量から。
機種名 | iPhone 6 Plus | Nexus 6 |
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OS | iOS 8 | Android 5.0(Lollipop) |
サイズ | 約158.1mm×約77.8mm×約7.1mm | 約159mm×約83mm×約10mm |
重量 | 約172g | 約184g |
ディスプレイサイズ | 5.5インチ | 6.0インチ |
ディスプレイ解像度 | 1,920×1,080ピクセル(401ppi) | 2,560×1,440ピクセル(500ppi) |
OSは、どちらの機種もiOS/Androidの最新バージョンを搭載している。特にLollipopが標準搭載された端末はNexus 6が初となるため、いち早く触りたい人はそれだけでも購入する動機になるだろう。なお、Lollipopの機能等については、こちらを参照していただきたい。
ディスプレイサイズは、Nexus 6の方が0.5インチ大きい。ディスプレイサイズにともない、全体的なサイズ感もiPhone 6よりも一回り大きくなっている。
サイズでもっとも差が出ているのは幅で、5mmほどNexus 6の方が大きかった。端まで指が届かない、フリック操作が難しいと話題になったiPhone 6 Plusのことを考えると、わずか5mmの差とはいえ、侮れないかもしれない。ただ、スマートフォンとしてではなく、ファブレット端末として、両手での運用を考えている人であれば、気にはならないだろう。
厚さに関してもNexus 6の方が約3mm厚い。iPhone 6 Plusでは端末が曲がってしまうという問題が世界中で話題となっていたが、Nexus 6は前述したとおり背面の中央部分が膨らんでいることもあり、そのような心配はないように思う。
重量は12gほどNexus 6の方が重い。ただ、ディスプレイサイズや全体の大きさを考えると、それほどの重さの違いは感じないはずだ。
ディスプレイ解像度に目をやると、Androidスマートフォンでは珍しくなくなったフルHDのディスプレイ解像度だが、iPhone 6 Plusの登場でついにiPhoneにもフルHDが搭載された。これによりiPhone 6 Plusのディスプレイの名称がこれまでの「Retinaディスプレイ」から「Retina HD ディスプレイ」に変更されている。
Nexus 6は、フルHDを上回るQHD。「GALAXY Note Edge」(サムスン電子製)や「ARROWS NX」(富士通製)といったあたりが、QHDディスプレイを搭載しているが、現在発売されているスマートフォンを考えると、文句なしにトップクラスだ。画素密度も、500ppiでかなりの高精細ディスプレイとなっている。