ここで「Bing iOS向けアプリ」の紹介に移る前に、マイクロソフトデベロップメント サーチテクノロジーセンタージャパンの横井啓介氏により、日本におけるBing開発の状況、目指している方向性について説明がなされた。

2009年6月3日に誕生したBingは、「Decision Engine」、つまり意思決定を促す検索エンジンから、2013年9月16日にロゴを刷新。「Empower people with knowledge」というヴィジョンのもとに、従来同様に検索エンジンとしての機能、利便性が高まるようにとWindows8.1で実装されたスマートサーチ、日本のチームが独自に開発したテレビ番組表アプリ「テレBing」など、「ユーザーの問題点をトータルにサポートするのがBingである」(横井氏)とした。

また、デモンストレーションを交えながら、Bing開発陣が考えるBingの在り方、ユーザーにとって最適なコンテンツを分かりやすいかたちで提供する方法について解説。より簡単に問題点を解決できるよう検索クエリにアイコンを表示するなど、直感的に使えるように工夫が凝らしてあるという。

マイクロソフトデベロップメントの横井啓介氏

Bingの変遷

「Empower people with knowledge」を実現するために行われている工夫

サジェストの結果にアイコンが付加されているのがお分かりだろうか

クリスマスの定番「ブッシュドノエル」を検索。この検索結果の表示にも様々なノウハウが詰め込まれているのだ

Bing開発も改革され、よりスピーディに、ストーリー性のある検索シナリオでユーザーを助け、ことMicrosoft製品群の検索においてはNo.1の検索性を実現したいという

「Bing iOS向けアプリ」は、幅広くユーザーの「探す」という行動をサポートしてくれるほか、Bing MapsやBing Newsの情報を一元的に利用・閲覧することが可能だ。端末をシェイクすることで、「本日の気になる言葉」からランダムに検索結果を表示する機能も。近日中にAppStoreからダウンロード可能になるとのこと。

遠くない将来、我々も利用可能になるという「Bing iOS向けアプリ」

ブラウザでBingを利用している感覚そのままな「Bing iOS向けアプリ」画面。天気やニュースなどへもクイックアクセス可能だ

写真左はシェイク操作でランダムに表示される検索結果画面。写真右は連携しているBingMapsにコンビニエンスストアをプロットしたところ