2,170坪の蔦屋家電を二子玉川にオープン

続いてCCCモバイル 取締役執行役員の上田元治氏が登壇し、店舗経営の観点から同社の事業展開を説明した。2015年の4月に、東京・二子玉川の大型商業施設として「二子玉川ライズ」がオープンする。CCCはその土地に、2,170坪という規模で「蔦屋家電」をオープンさせるという。生活提案型の家電店にしていく方針で、代官山 蔦屋書店のノウハウを注ぎ込む。このようにCCCでは現在、ライフスタイルを提案する店舗作りに注力している。CCCモバイルもその流れを汲み、スマートフォンを中心にビジネス、旅行、料理、健康、写真、スポーツ、ゲーム、映画、音楽といったコンテンツを展開していく。

CCCモバイル取締役執行役員の上田元治氏

スマートフォンを中心にビジネス、旅行、料理、健康、写真、スポーツ、ゲーム、映画、音楽といったコンテンツを展開していく

5,111万人に到達した、T-POINTの会員数もCCCモバイルの大きな追い風に

TSUTAYAグループのシナジーを活かすことでスマートフォン事業を軌道に乗せていく

オリジナルスマホはユーザーが面白いと思えるものに

記者説明会の終了後、服部氏は囲み取材に応じた。料金プランについては「いまMVNOでは、2千円台が相場だと捉えている。1年後に競争力のある価格で追随していきたい。リーズナブルな料金にする。利益、収益を度外視するというわけではないが、楽しいスマホをつくっていきたい」と回答。

通信速度に関して質問が及ぶと、これは個人的な意見と断った上で「地下鉄を含め、現在は街中の至る所にWi-Fiが吹いている。移動中は低速でも、不便を感じないのでは。YouTubeの閲覧に少し不便が生じるくらいで」と回答。今後、しっかり議論していくと説明した。

端末メーカーは、国内外を問わずに交渉しているとのこと。「ユーザーが面白い、と思ってもらえるようなものを提供したい」と話した。出店計画に関しては「3年後には、全国のTSUTAYAで販売できるようにしたい。リアルの小売店舗を持てるというのはメリットが大きい。CCCグループのシナジーを活かしていきたい」と意気込んだ。

また、ユーザーの声を取り入れながら、サービスの方針を決めていくという。「例えば、毎月980円のみでスマホが持てるようにしてくれというのなら、それをどうやって実現するか考えたい。TSUTAYAのスタッフにもアンケートをとる。(CCC CEOの)増田さんには、従業員に喜ばれるものをつくりなさいと言われている」と話した。

(記事提供: AndroWire編集部)