カシオのスタンプメーカー「pomrie」が活躍した、お菓子ラリー
今回、この「お菓子ラリー」を運営するにあたり、プレシャスネット代表の齋藤理恵子さんは、カシオ計算機のスタンプメーカー「pomrie」(ポムリエ)に白羽の矢を立てた。というのも、以前からpomrieを使っているそうで、その便利さや簡単さをよく知っていたからとのこと。そこで齋藤さんは、カシオ計算機にイベントへの協力を打診。カシオ計算機も「子供の笑顔につながるのであれば」と快諾し、pomrie本体や消耗品類(スタンプキットなど)を提供した。
基本的なスタンプ作成ツールたち(pomrie本体、スタンプ印面、スタンプベース、シートホルダー、インク)。pomrie本体には、USBとWi-Fi対応の「STC-W10」、USB対応の「STC-U10」がある |
スタンプラリーでキモとなるのが、参加店舗に対して、決められたスタンプを用意・配布すること。「え、それがそんなに重要なの?」という声も聞かれそうだが、吉祥寺ハロウィンフェスタのように、10種類のスタンプ(1店舗に1種類)を101店舗に配布するというのは大変だ。万一の紛失や破損を考えて予備スタンプも必要なので、コスト面だけでなく、それだけのスタンプを必要な個数だけ集めるのが非常に難しい。
「pomrieならスタンプを必要な種類、必要な数だけ作るのもカンタン」と齋藤さん。また、「スタンプの作成は、本イベントに参画してくださったママさん方たちにお願いしたんです。しかも、スタンプの作り方を一度説明しただけで、皆さん理解して楽しんで作成できました」(齋藤さん)と、pomrieの簡単な操作方法やスタンプの作りやすさに太鼓判を押していた。
ちなみに、pomrieで作るスタンプの「印面」データは、スマートフォンのアプリで簡単にデザインして、そのままpomrie本体から出力できるのだ。
pomrieには、自分で撮った写真をスタンプにする機能もあるので、子供の顔やペットの写真を使って、オリジナルのスタンプを手軽に作れる。「年賀状を彩るアイテムや、日々の生活でよく使う定型文、例えば住所や名前をひとつひとつ手書きする手間を省けると、主婦ならではのアイデアも飛び出した」と、齋藤さんは笑顔で語ってくださった。
吉祥寺を代表するイベントへ。これからのママさんたちの活躍に期待!
きっかけは「娘の仮装を披露する場を作りたかった」とおっしゃる齋藤さん。ハロウィンを契機に、地元・吉祥寺の活性化や、地域と住民の絆の醸成に、吉祥寺ハロウィンフェスタは大きな役割を果たしたといるだろう。
そして、齋藤さんらプレシャスネットが目指す「子を持つ母親の活躍の場を創出する」という想いにとっても、吉祥寺ハロウィンフェスタの盛況は大きな成果だったのではないだろうか。今後、吉祥寺を代表するイベントとして、地域ぐるみで発展していきそうだ。