吉祥寺の街はちびっ子とママさんで埋め尽くされた

イベントの最大の目玉は、参加者が創意工夫を凝らした仮装に身を包み、街を練り歩く「キッズパレード」だろう。吉祥寺の目抜き通りである商店街サンロードを経て駅前のロータリーを通過し、平和通りを目指すパレードとお菓子ラリーには、なんと1,000名以上ものちびっ子やママさんが参加。今回はパレードを一層盛り上げるため、パーカッションによるリズムセクションを加えており、大いに賑わった。

軽快なリズムを刻んでいたパーカッション隊は、今回から導入した新しい試み。リズムに合わせて行進し、「ハッピーハロウィン!」の掛け声で賑わう

お子さんの仮装レベルは年々向上しているそうだ。小さなプリンセス、プリンスたちが、吉祥寺の街を練り歩いていた

まだ歩けないお子さんのために、ベビーカーでのパレードも催された

普段の吉祥寺駅前平和通りを知る方なら、この道路を埋め尽くすパレードの凄さもご理解いただけるのでは?

ちびっ子の本命は「お菓子ラリー」

また、ちびっ子にとっては「こっちが本命!」というイベントが「お菓子ラリー」だ。要はスタンプラリーなのだが、その規模の大きさに、「本当にママさんたちだけで準備したの!?」と驚かされる。吉祥寺の大型店舗はもちろん、商店街の八百屋さんにいたるまで、101店舗という驚異的な数の店舗が、このスタンプラリーに協力している。

参加者は、事務局によって指定された10店舗を巡り、「トリック・オア・トリート!」の合い言葉とともにスタンプを集めていく。スタンプ設置の各店舗が趣向を凝らした「ご馳走」をプレゼントするとあって、みな真剣に、そして楽しみながら、吉祥寺の街を散策する姿がそこかしこで見られた。

吉祥寺駅の周辺に、101カ所もの店舗がスタンプラリーに参加(スタンプ設置店)。大型商業施設はもちろん、商店会の個人商店まで幅広いお店が、吉祥寺ハロウィンフェスタの趣旨に賛同し、協力していた

お菓子ラリーの台紙を手にパチリ。スタンプラリーは3日間通して行われたのだが、初日で10カ所を回る猛者も多かったそう

「トリック・オア・トリート」の合い言葉とともにスタンプをもらう。ちびっ子はスタンプよりもお菓子に興味津々!? ちなみに、このお菓子は参加事業者が自ら用意したもの。地域とのつながりを大切にしているのがよく分かる