基本通信速度の増速や、自由にプランを設定できる新サービスを発表

続いて、freebit mobileの主要サービスの大幅な改定や、新サービスが発表された。同日より基本通信速度が、従来の250Kbps~300Kbpsから「500Kbps~600Kbps」に増速され、100MBあたり250円だった高速通信オプション(高速チケット)は「1GBあたり300円」で12月1日より提供となる。

通信速度は、500Kbps~600Kbpsに増速

高速チケットも1GBあたり300円で提供

また、新たなサービスとして特許出願中の「マイプラン設定」も12月1日より提供する。専用のアプリを使うことで、手動/アプリごと/1日あたりの通信量ごと/1カ月あたりの通信量ごとに、高速通信容量を切り替えられる。これにより、料金プランのフォーマットを自分好みにカスタマイズ可能となる。例えば、高速チケットを1GB(300円)購入し、それを1日33MBずつ使い、33MBを使い終わったら終日500Kbps~600Kbpsの基本通信速度で運用する、などの工夫ができる。石田氏は「スマートフォンを利用する前に料金プランを選ばせるのは、通信事業者側の論理の押し付け」と話した。

毎日/毎月自由に料金プランを変更可能

クラウドを使わない統合ソフト「ONE」を提供

さらに、iOS端末における「iTunes」のような統合ソフト「ONE」を12月1日にリリースする。ONEは、PandAに保存してある写真・動画、音楽、ファイル、ノートと手持ちのPCを連携できるソフト。クラウドを経由しない世界特許取得技術により瞬時に同期できるほか、ブラウザからアクセスできるためPC側に専用ソフトが必要ない、などのユニークな特徴をもっている。

PandAに保存してある写真・動画、音楽、ファイル、ノートと手持ちのPCを連携できる「ONE」

ONEの利用イメージ。舞台上で行われたデモでは、PandAで聞いていた楽曲の続きをブラウザで聞くという音楽との連携機能が紹介された

そのほか、音声通話と高速通信がセットになった月額500円の「フラットパック」のサービス内容も大幅に改定された。これまでは、60分相当(1,260円)の無料通話と100MB分の高速チケットがセットになっていたが、改定後は同額の無料通話と、1GB分の高速チケットがセットになっている。こちらも、12月1日より提供開始。

加えて、IP電話の機能も12月1日より拡充させる。IP電話を利用する際には、緊急通報や特殊用途通話に制限があるが、同社では119番への発信に替わる機能を追加した。また、2015年1月からは、留守番電話機能も追加される。

「BLOCK」と呼ばれる周辺機器も開発中だという。Bluetoothスピーカーとしての役割のほか、PandAの捜索機能も搭載する