LINEとの棲み分けなど

最後に、質疑応答の時間がもうけられた。5,000万人都市構想の計画を今回のタイミングで発表した理由について、福島氏は「3年前から考えていた。契約者数のボリュームを考慮して、今回の発表となった」と回答。最近ECサイトに力を入れ始めているLINEとの棲み分けについて聞かれると、竹谷氏は「LINEさんとは、プラットフォームの性質が違うと感じている。LINEは利用者同士がコミュニケーションを図る側面が強く、グノシーは情報プラットフォームとしての性質が強い。グノシーの強みを活かしながら、プラットフォームの開発をしていきたい」と回答した。

今後、提携を予定しているパートナーについて、竹谷氏は「日常生活で役立つサービスを考えている。とは言え、消費者金融のチャンネルなどが並ぶと利用者はびっくりしてしまう。漫画やクリーニング、ラジオなど、生活が便利になるものから提携していく。プラットフォームが温まってきたタイミングで、カードローンや不動産などの企業さんに参画いただく」と回答した。

決済機能について、竹谷氏は「グノシー側でAPIを用意することを検討している。グノシーコインのようなものが必要になるタイミングもあると予想している」と回答。具体的な導入時期について聞かれると「早くても年明け以降になる」と答えるにとどまった。