Noteならではの「Sペン」も進化
GALAXY Note Edgeのもう一つの特徴が、本体に付属しているスタイラス「Sペン」だ。Sペンが付属することは、Noteシリーズを通しての特徴であり、今回も順当に進化を遂げている。
ペン先の感度が従来の2倍となり、書き心地がはっきりと上がっている。これまでも十分実用的だったが、本機種のSペンは限りなく現実のペンに近づいている印象だ。ペンを画面に走らせて線が引かれるまでの追従速度もさらに速くなっており、筆ペンや万年筆の筆圧による変化もこれまで以上にきっちりと再現。アナログな紙とノートに慣れた脳みそでも違和感を覚えないレベルにまで進化してきた。むしろ個人的に違和感があるとしたら、画面のつるつる感の方かもしれないが、これはハード的な問題なので仕方ない。
筆者は取材仕事でメモをとる機会が多いのだが、これまではどうしてもスタイラスの反応に不満があり、紙とペンを使うか、フリック入力でがんばっていた。しかし、GALAXY Note Edgeを仕事に持ちだして試しにメモをとってみたところ、「これで十分」と思えるだけの使い勝手で驚いた。さらに、GALAXY Note Edgeであれば同時にボイスメモもとれるのだ。
たとえばイベント取材などで立ったままインタビューをする場合、通常であればボイスレコーダーをポケットに入れて録音しながら紙とノートでメモをとる。しかし、「GALAXY Note Edge」であればそれが一台で済んでしまう。もちろんボイスレコーダーの方が録音機能は高性能ではあるが、ポケットに入れることで録音環境が悪くなることを考えると、むしろメモをとりながら相手にマイクを向けられるGALAXY Note Edgeの方が使い勝手はいい。このとき、メインディスプレイでメモをとりながら、エッジスクリーンでボイスレコーダーの状況を表示できるのもありがたかった。
また、GALAXY Note Edgeはボイスレコーダー機能自体も向上しており、「標準」「インタビュー」「会議」「音声メモ」という4つのマイク機能が搭載されている。「標準」でも十分な感度だが、状況に応じて使い分けると、専用機顔負けの力を発揮してくれる。正直、ここまでの使い勝手の良さとは思わず、少し前に買い替えたボイスレコーダー専用機の存在意義を再考してしまった。