今回トライしたのは、高度差300mのフライトだ。崖の上に行くまでは「楽しみだな~」なんてのんきなことを言っていたのに、いざ崖から飛び降りるとなるとちょっとだけ足がすくむ……。しかし、インストラクターのお兄さんは待ってはくれない。淡々とした声で「はい、行くよー」と言われ、筆者は「ぎゃー」という叫び声とともに飛び立ったのであった。
いざ飛んでみると、怖さなんてどこへやら、なぜだか笑いがこみあげてくる爽快感があった。顔にビュービューと吹き付けてくる風も、不快ではなくむしろ「気持ちいい!」のひとことに尽きる。「両手を放しても大丈夫ですよ」とのことなので、手に持っていたFR10で記念撮影。写真が撮れると液晶モニタ(コントローラー)が「ブルブル」と震えて教えてくれるので、「今の写真、撮れてる?」と不安になることもない。余裕が出てきて辺りを見渡してみると、赤や黄色に色づいた木がチラホラ。眼下には紅葉した山、見渡せば雪化粧をした富士山、というなんとも贅沢な景色を見られた。
防水だから滝にも連れていける
フライト場所の近くに「陣馬の滝」という滝があるというので行ってみることに。FR10は防塵・防水、耐衝撃性能をきちんと備えているので、安心して水場にも連れ出せる。轟々と水が流れている場所にカメラ部分だけをセットし、下から見上げるように滝を撮ってみたら、臨場感たっぷりに撮影できた。自分が行きにくい場所にカメラが出張してくれると、表現の幅が広がると実感。