全19組中、12組がグループでの参加というところもCMCフェスティバルらしいところだろう。一人一人の技術は未熟でも、グループで力を合わせれば大曲も演奏できる。皆さん息を合わせて楽しそうに演奏されているのが印象的で、さまざまなきっかけで始めたキーボードとの出会いが、音楽を楽しむ仲間との出会いにつながっていることを感じさせてくれた。

佐藤達男さん(トップウェルネスさいたま)は音色変更やリズム機能で「あの鐘を鳴らすのはあなた」を熱演

「別れの朝」を演奏した山下キーボードレッスン・コピーヌの二人は、初出場・初めてのデュオ演奏と、初めてづくしながら息のあった演奏を披露してくれた

「君の瞳に恋してる」を演奏したサンケイリビングカルチャー倶楽部枚方教室・ミルキーウェイは、17年続けている方もいらっしゃるとのこと

ソロで参加された方は、一人でも多彩な音色や伴奏付きの曲を演奏できるキーボードの実力を、余すところなく引き出していた。自己表現のツールとしてもまた、キーボードは魅力的な存在なのだ。

セリーヌ・ディオンの「トゥ・ラブ・ユー・モア」を演奏した石川秀雄さん(さいたまサンデーキーボードクラブ)

ミュージック703キーボード教室は2回目の出場。「Life goes on!」(ああ人生に涙あり~オブ・ラ・ディ・オブ・ラ・ダ)のメドレーをノリノリで熱演

三上智之くん(秋葉原キーボードクラブ)は汽車の警笛音などを巧みに盛り込んだ「電車メドレー」(春(New version)~汽車ポッポ~春~線路は続くよどこまでも)を快演

セントラルフィットネスクラブ緑園都市のお二人は由紀さおりの「夜明けのスキャット~手紙」をリズミカルなアレンジで演奏

自分自身で音色も選択し、「ビリー・ジーン~今夜はビート・イット」とマイケル・ジャクソンのヒット曲を演奏した小笠原利枝さん(トップウェルネスさいたま)

「愛がいっぱいメドレー」(愛の挨拶~愛の讃歌~愛のメモリー)を演奏したNHK文化センター八王子教室 ザ★フレンズは、演奏に加えて愛のメモリーを熱唱

あじさい会 コスモグループは「あじさい会10周年記念メドレー"rhythmic・バージョン"」(威風堂々~チャッキリ節~茶摘~恋のフーガ~東京ブギウギ)を演奏。和の音色も再現できるキーボードならではのすばらしい演奏を披露してくれた