「写真」に「自分のフォトストリーム」が復活
iOS 8では、撮影した写真は「写真」アプリに保存されるが、ローカルの写真とフォトストリームの写真がすべて「写真」タブ内に混在してしまう。iOS 7まではローカルに保存され写真はすべて「カメラロール」に入っていたことと比べると、かなりわかりづらくなっていた。これがかなりユーザー間で不評だったこともあり、iOS 8.1では「アルバム」タブの中に「カメラロール」が復活した。
もうひとつ写真関連では、「iCloudフォトライブラリ(Beta)」が開始された。iOS 8の時点でも一部のユーザーに解放されていたが、ようやく全ユーザーが利用できるようになった。iCloudフォトライブラリは、最大1000枚しかアップロードできない従来のフォトストリームと異なり、すべての写真とムービーがクラウド側にアップロードされる。
これにより、iCloudフォトライブラリ対応機器ではすべての写真をオンラインで共有できるわけだが、当然それなりに容量も消費することになるため、うかつにオンにすると、無料の5GBぶんをたちまち食いつぶしてしまう恐れがある。iCloudのディスク容量はかなり安価に増量できるようになったが、メールやバックアップの保存容量にも影響してくるだけに、慎重に設定したい。
なお、iCloudフォトライブラリをオンにすると、ローカルの写真はすべてクラウドにアップロードされるようになるため、前述したカメラロールは無効になる。